E-mail Scanner for MS Exchange (VSAPI) 設定

アクセス方法: メイン画面 -> メインメニュー [ツール] -> [高度な設定] -> [サーバー コンポーネント] -> [E-mail Scanner for MS Exchange (VSAPI)] を展開、あるいは

 メイン画面 -> [サーバー コンポーネント] クリック リンク -> [EMS (VSAPI)] アイコン -> [設定] ボタンをダブルクリックします。

 

このダイアログでは、E-mail Scanner for MS Exchange (VSAPI) 電子メール ウィルス スキャン パフォーマンスに関連する複数のオプションがあらかじめ設定されています。このダイアログには複数のセクションがあります。

基本設定

コンポーネントを有効にする - ここではメール スキャンを有効化/無効化できます。

言語ロールダウン メニュー – E-mail Scanner for MS Exchange (VSAPI) コンポーネントの言語を選択します。

ログ設定

ログファイルサイズフィールド – ログファイルには、プログラムライブラリロードメモ、ウィルス検出イベント、トラブルシューティング、警告などのさまざまな E-mail Scanner for MS Exchange (VSAPI) 関連のイベントの記録が含まれています。テキスト フィールドを使用して、このファイルの最大サイズを設定します。

スキャン設定

· バックグラウンド スキャン - ここではバックグラウンド スキャン プロセスを有効化/無効化できます。バックグラウンド スキャンは VSAPI アプリケーション インターフェース機能の 1 つです。Exchange Messaging Database のスレッド化されたスキャンを提供します。まだスキャンされていないアイテムがユーザーのメール ボックス フォルダで検出されると、このアイテムが E-mail Scanner for MS Exchange に送信されてスキャンされます。検査されていないオブジェクトのスキャンと検索は並列で実行されます。メモ: 特定の低優先度スレッドは各データベースで使用されます。これにより、他のタスク (Microsoft Exchange データベースの電子メール ストレージなど) が常に優先して実行されることが保証されます。
· プロアクティブ スキャン - ここでは VSAPI のプロアクティブ スキャン機能を有効化/無効化できます。プロアクティブ スキャンは、スキャン キューのアイテムのダイナミック優先度管理にあります。高優先度のアイテム (通常はキューからオンデマンドで指定) がすべてスキャンされるまでは、低優先度のアイテムはスキャンされません。ただし、クライアントがそのアイテムを使用しようとすると、アイテムの優先度が上がります。このため、アイテムの優先権はユーザーのアクティビティによって変わります。
· RTF をスキャン - ここでは RTF ファイル タイプをスキャンするかどうかを指定できます。
· スキャン スレッド数フィールド – 既定ではスキャンプ ロセスはスレッド化され、あるレベルの並列性によりスキャン パフォーマンス全体が向上します。ここではスレッド数を変更できます。
· スキャン タイムアウトフィールド – 1 つのスレッドがスキャン中のメッセージにアクセスする最大継続間隔 (秒数)。

スキャン プロパティ

· ヒューリスティック分析を使用する - チェックを付けると、ヒューリスティックス検出方式を使用してドキュメントをチェックします。ヒューリスティック分析は、スキャンされたオブジェクトの命令のシミュレーションと評価を仮想コンピュータ環境で行います。したがって、ウイルス データベースにまだ登録されていない悪意のあるコードを検出することも可能です。
· 不審なプログラムとスパイウェアを報告する - チェックを付けると、スパイウェア対策エンジンを使用します。たとえば、電子メール メッセージと添付ファイルをスキャンする際に不審なプログラムを検出して報告します。
· 不審なプログラムの拡張設定を報告する - チェックを付けると、スパイウェアの拡張パッケージを検出します。スパイウェアは、製造元から直接取得する場合には完全に問題がなく無害なプログラムですが、後から悪意のある目的で悪用されるおそれのあるプログラムです。また、常に無害ですが、望ましくないプログラムもあります (各種ツールバーなど)。この機能はコンピュータ セキュリティと快適性をさらに高めるための追加的な手段ですが、合法的なプログラムもブロックする可能性があるため、既定ではオフになっています。メモ: この検出機能は以前のオプションの追加機能です。したがって、基本タイプのスパイウェアに対する保護を適用する場合には、必ず以前のボックスにもチェックを付けた状態にしてください。
· アーカイブ内部をスキャン – 電子メール メッセージに添付されたアーカイブの内容をスキャンする場合にチェックします。

添付ファイルの報告

· パスワード保護されたアーカイブを報告する - パスワードで保護されたアーカイブ (ZIP、RAR など)は、ウイルス スキャンできません。潜在的に危険なものとして報告する場合はボックスをチェックします。
· パスワード保護された文書を報告する – パスワード保護された文書はウイルス スキャンできません。潜在的に危険なものとして報告する場合はボックスをチェックします。
· マクロを含むファイルを報告する – マクロは、あるタスクを簡単に実行するためにあらかじめ定義された一連の命令です (MS Wordのマクロが広く知られています)。マクロは潜在的に危険な命令を含む場合があります。ボックスにチェックを付けると、マクロを含むファイルが疑わしいものとして報告されます。
· 拡張子偽装を報告する – たとえば、不審な実行可能ファイル「something.txt.exe」が、無害なテキスト ファイル「something.txt」として偽装されている場合があります。潜在的に危険なものとして報告する場合はボックスをチェックします。

 

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